プロセス代数を用いたゲーム開発

ほとんどのゲームエンジンはフレーム描画を行い、各サイクル毎にコールバックを呼び出すためのメインループを持っています。しかし、ゲームは本質的にはプロセスで、フレーム毎に描画するのは不自然です。そのため、ゲームはしばしば深刻な状態管理やコールバック地獄に陥ってしまいます。

プロセスレベルでコードを書くほうがよいでしょう。これを可能にするのが SubScript です。Algebra of Communicating Processes (ACP) と呼ばれる数学理論を基にした Scala の拡張です。 このセッションでは、SubScript ベースのゲームエンジンがゲームをプロセスとしてとらえ、どのようにしてそれらを数式で表すことができるのかを具体例をもとに説明します。

トークの長さ
40分
発表言語
英語
聴衆の対象
中級者: 分野の基礎は分かるが、細かい所は不安
発表者
Anatolii Kmetiuk